「iCloudストレージがいっぱいです」「iPhoneのストレージが残りわずかです」——このポップアップ、もう見飽きましたよね。
特にお子さんの写真や動画をたくさん撮る方にとって、iPhoneの容量不足は切実な問題です。かといって、大切な写真を消すのは怖い。iCloudに毎月お金を払い続けるのもなんだかモヤモヤする。
この記事では、写真を消さずにiPhoneの空き容量を作る方法を、手軽さ・コスト・安心度で比較しながら5つご紹介します。
まずは現状を把握しよう
対策を始める前に、iPhoneの「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」を開いてみてください。棒グラフで何がどれだけ容量を使っているかが一目でわかります。多くの方は「写真」が最大の容量を占めているはずです。
写真を消さずに空きを作る5つの方法
「設定」→「写真」→「iPhoneストレージを最適化」をオンにすると、iPhone本体にはサムネイル(小さい画像)だけが残り、オリジナルはiCloudに保管されます。見た目は変わらず、必要なときに自動でダウンロードされます。
ただし、これはiCloudの有料プラン(月130円〜)に加入していることが前提。そしてiCloudの容量もいっぱいになると、結局同じ問題にぶつかります。
Googleフォトは15GBまで無料で使えるクラウドストレージです。アプリをインストールして自動バックアップをオンにすれば、撮った写真が自動でGoogleのサーバーに保存されます。バックアップ完了後にiPhoneから写真を削除すれば容量が空きます。
注意点は、15GBを超えるとGoogleも有料(月250円〜)になること。そしてGoogleフォトの利用規約上、アップロードした写真はGoogleのAI学習に使われる可能性があります。
最もシンプルな方法。iPhoneをケーブルでパソコンに接続し、写真をフォルダにコピーします。Macなら「写真」アプリまたは「イメージキャプチャ」、Windowsなら「フォト」アプリやエクスプローラーから操作できます。
無料でできる反面、数万枚の写真をコピーするには時間がかかります。また、パソコン自体のストレージにも空きが必要です。HEIC形式の写真をWindowsで開くには追加の設定が要る場合もあります。
iPhone 15以降(USB-C搭載モデル)であれば、外付けSSDを直接接続して「ファイル」アプリからコピーできます。Lightning端子のiPhoneでは、Apple純正アダプタ経由で接続可能です。
一度買えば月額費用はかかりませんが、SSD本体(1TBで1万円前後)とアダプタの初期投資が必要です。また、iPhoneからSSDへのコピー操作は少しわかりにくく、途中でエラーが出ることもあります。
写真データをアップロードすると、USBメモリに書き込んで郵送してくれるサービスがあります。自分でパソコンを操作したり、SSDを買ったりする必要がなく、いわば「丸投げ」できるのが最大のメリットです。
手元にUSBという物理メディアが届くので、クラウドのように月額費用がかかり続けることもありません。USB-AとUSB-Cの両方に対応したデュアルドライブなら、MacでもWindowsでもそのまま使えます。
5つの方法を比較
| 方法 | コスト | 手軽さ | 月額 | PC必要? |
|---|---|---|---|---|
| iCloud最適化 | 月130円〜 | ★★★★★ | あり | 不要 |
| Googleフォト | 15GBまで無料 | ★★★★☆ | 超過後あり | 不要 |
| PCにコピー | 無料 | ★★☆☆☆ | なし | 必要 |
| 外付けSSD | 約1万円 | ★★★☆☆ | なし | 不要 |
| USBバックアップ | 2,480円〜 | ★★★★★ | なし | 不要 |
結局、どの方法がおすすめ?
正直なところ、どの方法がベストかは人によります。ただ、多くの方に共通する悩みとして「とにかく手間をかけたくない」「月額料金を払い続けたくない」「でも安全に保管したい」の3つがあるなら、物理メディアへの一括バックアップは理にかなった選択肢です。
クラウドサービスは手軽ですが、月額費用が永続的にかかる「サブスクの罠」があります。年間で計算すると、iCloudの200GBプラン(月400円)は年間4,800円。3年で14,400円。一方、USBメモリに一度保存すれば、追加費用はゼロです。